2011年3月11日、東日本大震災から11年たちました。
10年以上たったいまでも、震度5以上の余震が続いてるため、大きな地震に備えておく必要があります。
今回は、知っておきたい富谷の災害時情報や避難場所などを紹介します。
また、富谷で備えておくことができる店舗や過去の教訓から学ぶべきコトなどもお伝えします。
(現在富谷市が公開している情報に基づいて解説しますが、非常時は情報が変わる場合があります。その際は、最新情報を必ず確認しましょう。)
東日本大震災のときの被害は?「長い時間とくに縦揺れがつづく」
東日本大震災時(最大震度7、マグニチュード7.9)の被害状況
富谷市(当時:富谷町)は震度6弱を観測
- 人的被害
重傷者2人、軽傷者30人、関連死1人 - 住家被害
全壊16棟、半壊537棟、一部損壊5305棟
激しい揺れが長く続いたため、古い家屋や耐震強度の低い家は損壊することが多くありました。 - ライフライン
通信・放送・・・一時不通
水道、電気、ガス・・・全てストップ
市内での直接的な被害は大きくありませんでしたが、停電・断水が2週間から一か月続いたため大変だった記憶があります。 - お店
コンビニ、スーパー、ドラッグストア、ガソリンスタンド全て営業停止
(再開しても品薄、行列で自由に買えません。)
富谷は本当に安全地帯?【結論:危険性あり】
- 富谷市が公開している地震災害危険度評価図
なんと富谷市ほぼ全域が危険度B「災害の危険性あり」という評価…。
比較的大きな建物はありませんが、場所によってはブロック塀のある住宅もあります。小さいお子さんがいるご家庭は登下校通路を確認しましょう。
また、自分の住まいの避難所は普段から家族で要チェック!
●富谷市地震防災マップ(揺れやすさマップ)
〈宮城県沖地震ー単独型の場合〉
〈宮城県沖地震ー連動型〉
宮城県沖地震の場合、富谷市全域が震度6弱~震度5強の揺れ予測です。
〈長町ー利府活断層帯の地震〉
北側は震度5強以下、南側は震度6弱以上とわかれています。
東向陽台地区の揺れが大きくなることが予想されているので、注意が必要です。
地震が起きる前に知っておくべき情報と注意点
富谷市では、「富谷・黒川地区わがまちマップ」という防災マップ情報がPCサイトまたはスマートフォンで見れます。
〈リンクはこちら〉
PCサイト https://www2.wagmap.jp/kurokawa/Portal<外部リンク>
スマートフォン https://www2.wagmap.jp/kurokawa-sp/<外部リンク>
地震が起きる前に一度家族みんなで確認しましょう。
また、地域ごとの避難場所はこちらで確認できますのでこちらをご確認ください。
地震が起きる前&起こってから準備するコト一覧(過去の反省点も)
いつ地震が起こるかわからないからこそ、普段から準備しておきましょう!
準備しておくコトやものとしては首相官邸HPでまとめられたものが見やすいですので、ご参考ください↓
ここでは、通常の備え以外に、富谷に住んでいて必要だったことや気づいたことをまとめます。
家にある物の確認と収納整理
震災の経験から、不要な物は捨て、収納棚ごとなくすことが1番だと考えます。
断捨離→整理整頓→地震保護用品の取付→災害時緊急グッズの準備
捨てられない!もったいないとお悩みの方は是非メルカリ、ラクマ、PayPayフリマで売りましょう。
また、「ふうどばんく東北AGAIN」では、食品ロスを防ぐため、自宅に余った食材を引き取っています。
連絡先と防災マップの把握
住んでいる場所、職場や学校、通勤・通学する道で危険なブロック塀や不安定な場所はないか確認しましょう。
また、地震発生時の回線がつながりにくくなるため、安否確認方法に下記のサービスが利用できることをしっておきましょう。
・災害用伝言ダイヤル「171」
・災害用伝言版「WEB171」
→※事前登録必要(詳細HP〉https://www.ntt-east.co.jp/saigai/web171/
あってよかった+α用品
私は東日本大震災の時、富谷に住んでいました。
その時にあってよかったと思うものがこちらです↓
- 自転車
→ガソリン節約、道路状況が悪い場合、車はつかえないことも。 - 台車
→水道が止まった際、給水所まで重い水を運ぶため。 - 給水袋
→ボトルだと場所をとるので、袋タイプが便利。 - 猫砂又はペットシート
→トイレがとまったときはかなり助かる。 - バケツ、スリッパ
→万能! - ポータブル電源
→電気がこないと本当に大変。緊急用です! - 石油ストーブ
→火のあつかいに注意ですが、餅も焼ける温まる! - 青ビニールシート
→雪や雨をためて生活水に使用。
富谷でそろう災害グッズおすすめ店舗
宮城に住むかぎり、(いつ起こるかわかりませんが)必ず地震はきます。
震災後はデマや社会不安による多くの買い占めがありました。
情報に煽られるのではなく、冷静に判断するために用意できるものを日頃から準備しておきましょう。
- 【コストコ富谷店】
まとめてお得にそろえるなら絶対コストコがおすすめ!
品ぞろえが豊富なため、大人数の家族から一人暮らしまで幅広いニーズに応えます。
- 【ホームセンタームサシ仙台泉店】
いつでも備えることができる超大型ホームセンター!
非常食の品揃えやガスコンロなどはもちろん、資材関連も充実しているので、家の補修等考えている方におすすめです。
- 【カインズホーム仙台富谷店】
非常時持ち出し袋や長期保存食の種類充実!カインズオリジナルの役立つ防災グッズも多数あります。
通販サイトでも購入可能ですので、どんな物があるか見ておくといいですね。
(※21点緊急避難セット7980円は2月13日の地震の影響か通販サイトではすでに完売しています。)
- 【ダイソー明石台店、大清水店、セリア成田ヤマザワ店orイオン富谷店】
実は100円ショップも非常時に役立つアイテムが充実しています。
「防災用品は何かとかさばり、お金がかかる…。」
100円ショップなら手ごろな値段で、しかも持ち出しやすいサイズです。
まとめ
2021年3月11日で南三陸沖東日本大震災から早くも10年がたちます。
私も大切な人や思い出の場所を失いました。
富谷は震災での大きな崩壊はありませんでしたが、断水・停電などが非常に大変でした。
スーパーやコンビニは軒並み営業停止で必要な物は全く買えない状態に(営業再開しても食品は何もない、新聞紙で窓に目隠しする店舗も…)
備えと教訓は今後に活かすことができ、非常時でも心に余裕ができます。
「住みやすいまち富谷」が単なるベッドタウンとしてだけではなく、どんな時でも”思い、助け合える”、そんな素敵な街になれるよう、これからも有益な情報を発信していきます。