島征司（しませいじ）さん
ファイナンシャルプランナーと宅建士の資格を持つ島さんは、これまで全国各地で『知らないと損するお金の話セミナー』を開催してきました。
これまで日本や世界の法制度や資産形成や運用などに関する勉強をし、家計の見直しから相続まで、一人ひとりにアドバイスをされています。
また「保険を売らない保険屋さん」として、本当にその人に必要な保険を見直し、”必要なければ売らない”というスタイルで相談にのります。
そんな勉強熱心かつ情報強者の島さんですが、これまで多くの苦労と失敗を経験してきました。
利益重視の営業は、まさに暗黒時代
大学卒業後、保険会社や不動産会社での仕事を経験するも、会社の利益を重視した営業のやり方に疑問を感じていました。
ある時は典型的なブラック企業に転職してしまい、日付が変わるまでの残業がつづき、休日出勤はあたりまえでした。
毎日怒鳴られても、睡眠不足で思考停止しているため、何を言われているかも分からないまま、ただ謝っていたそうです。
収入が上がっても、ほとんどのお金が飲み会などの強制的な付き合いでなくなっていきました。
しかし、本当に辛くなって1日だけ休んだ日、ふと「このまま働き続けても自分の存在意義はここにない」ということに気づいたそうです。
過酷でも収入が良ければいいという考え方を改めました。
知ってるか、知らないかで人生が変わる
あまり収入を見込めない転職先に就くも、サラリーマンとして働き続けることに限界を感じ、副業やネットビジネス、投資にも手をだしました。
しかし、ほとんどが失敗に終わり、うまい話しにのせられて怪しいものに初心者が参入してはいけないと痛感します。
これまでの考え方や働き方に思い悩み、飲みに行ったバーで社長さんに声をかけて話を聞いたり、ビジネス交流会にも参加するように。
そんな中、SNSでたまたま知り合った方から”正しいお金の知識”の話を聞いて興味を持ちます。
さらに、その方の紹介でお金の知識に強い先生とつながり「お客様目線の資産形成」という考え方に感銘を受けたそうです。
入り口は必ず、お客様に本当に正しいお金の知識から理解してもらうこと。
資産運用は日本だけで見るのではなく世界基準を理解することが重要だと知りました。
「気に入ってもらわなければ、無理に売ったりしない」「その人に自信をもって提案できるものを勧める」それらを軸に保険屋兼資産運用の提案をする仕事をフリーで始めます。
世界レベルの知識を富谷に
島さんは元々愛知県出身で、転勤や転職をへて10年前に富谷に引っ越してきました。
嬉しいご縁もあり、富谷にもっと深く関わりたいと思うようになったそうです。
5人ものお子さんを持つ大家族の島さん。
実は4人目に生まれた娘さんが、なんと富谷市制施行後1人目の赤ちゃんだったそうです！
当時、富谷市から記念品や祝福をいただき、家族にとっても素敵な記念になりました。
嬉しい偶然があったことをきっかけに富谷をもっと知りたいと思い、「富谷塾」に参加しました。
益々人口が増えていく富谷は、平均年齢が若く、なかでも子育て世代が多いです。
将来安定して豊かに暮らせるようサポートできればと考えています。
富谷に住む人が世界レベルの金融知識を身につければ、ここで育つ子どもたちの未来も明るくなると思いました。
「ずっと妻に片思い」家族のために時間をつくることが人生目標
島さんは、自分にとって十分な資産形成を達成した後は、家族だけのために時間をあてたいそうです。
これまでずっと働き続けてきたせいで、妻に家庭のことをまかせっきりだったと振り返る島さん。
結婚以前から奥様のことがずっと好きで、結婚した後も「結婚させてもらった」という気持ちは変わらずあるそうです。
だからこそ、自分は十分な資産形成をして、45歳でセミリタイアしたいと考えているとのこと。
お子さんが休みの日、行事がある日は全部休みをとる生活にしていくそうです。
また、自分が築いた資産を奥様に見せて、抱き着いてもらうことが夢だとか（笑）
お金以上に大事なのは家族と知識
今では考えられない過去の苦労を笑いながら話す島さん。
笑ってはいけないと思いながらも、あまりに明るく話すのでつい私も笑ってしまいました。
それは苦労されて努力し、自信をもって売りたいものや情報を提供できる今があるからこそだと思います。
今後は弁護士や税理士の方ともつながり、まちの金融リテラシーを上げていきたいと考えているそうです。
悩んでいる方や興味を持った方は是非、島さんから情報強者のレクチャーを受けてみてはいかがでしょうか。
知り合いになるには、情報はこちら
Facebook 【島 征司】
この記事は「風と土の交差点プロジェクト」の一環で、風の人と土の人の関わりしろを創ることを目的としています。毎日1人ずつ、富谷塾生を中心とした富谷のひとの情報を発信していきます。
