大川真人(おおかわまさひと)さん
「自分たちのまちは自分たちでつくる」というメッセージを伝える大川さんは、新しい富谷の人と昔からの富谷の人とをつなぐ間の人。
そして仕事で土台作りをしているからこそまちづくりの大切さを知っています。
活動のキーワードは「まちづくり」
富谷市で災害復旧工事や道路工事を24時間体制でしている大川さん。
プライベートでは、青少年の育成や夢の実現をサポートしたいという思いがあるそうです。
以前大川さんが企画した地産グルメでまちおこしをテーマに開催した料理コンテストでは、富谷高校の生徒達が考えた「舞茸バーガー」が見事優勝し、パンセ富谷本店で商品化もされました。
若い世代の人と関わったことで、自分たちのアイデアが形になり、地域を元気にするという貴重な経験ができたことで、まちの力になりたいと思うようになったそうです。
またシルバー世代の人とは、ご自身の会社の建設を通じて関わっていきたいそう。
「地域の困り事の解決に、元気なシルバー世代の人たちと協力して取り組みたい。
老若男女みんなで自分たちが自分たちのまちをつくっていると実感できることで郷土愛が醸成されればいいなぁ」と大川さんは話をしていました。
父親の会社を引き継ぐ決意と大事にしていること
そのまま東京の不動産会社に就職し、15年間東京で暮らしていたのですが、リーマンショックで会社が民事再生手続きを申請。
大半の同僚は新会社に転籍しましたが、大川さんはこれをきっかけに地元宮城に戻ることを決意したそうです。
そして、父親が富谷で長く経営する大川工業株式会社に就職。
現在は常務取締役となり、地域のインフラを守る仕事をしています。
大川さんの会社は、地元住民の声をとても大事にしています。
道路の補修や災害対応などの依頼があがれば、すぐに復旧工事に取り掛かっています。
また、住民が長く安全で安心して暮らせるよう、施工方法を創意工夫しながら取り組んでいるそうです。
まちづくりがスムーズにいくために
他には、農業用ため池や汚水ポンプ場の工事を施工したり、工事の種類も様々です。
大事にしているキーワードは、連携。
富谷市民の問題をすぐ解決できるように市役所と打ち合わせを重ねたりと、日ごろからの連携を大事にしています。
まちづくりは賑やかな面だけではなく、ライフラインに直結する仕事もあります。
だからこそ「けっこう大変なこともあります」と話します。
富谷の住環境が最高
大川さんの意外な一面もお聞きできました。
それは、スイーツ男子であるという一面です。
スイーツで地域活性化を目指す富谷には、魅力的なスイーツ店が数多くあります。
知り合いがケーキ屋さんをしているということもあり、たびたび購入されているそうです。
富谷での仕事を中心に動かれている中で、若手の育成と働き手のサポートをしたいとお話していました。
とても印象に残ったのは「自分たちのまちは自分たちでつくる」というメッセージ。
土地がなければ家は建たず、道路がなければ車は走れず、基盤がなければまちはつくれないように、土台づくりに大活躍している大川さん。
土台からまちづくりをしてみたい方は一度大川さんにお会いしてみては、いかかでしょうか。
この記事は「風と土の交差点プロジェクト」の一環で、風の人と土の人の関わりしろを創ることを目的としています。毎日1人ずつ、富谷塾生を中心とした富谷のひとの情報を発信していきます。