富谷(もしかしたら)知り合いかも?図鑑【里見晃さん】

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里見晃(さとみひかる)さん

TOMI+で毎日黙々とアプリ開発の作業を続ける姿が印象的な里見さん。

落ち着いた外見とは裏腹に、若い頃からダンスが大好きでブレイクダンスの大会やイベントに出場していたという経歴の持ち主です。

里見さんのルーツはメキシコにあり

里見さんの出身はメキシコ。

小学校3年生までを過ごし、お母様の実家である宮城県大崎市に家族で移住して今に至ります。

スペイン語を話すことはできるものの、ライティングをもう一度学び直したいと、32歳で前職を辞めた後メキシコに半年間渡りました。

今では通訳も可能なレベルのスペイン語。

それと同じくらい流暢に話す日本語も物腰が柔らかく、タイミングの良い相槌で丁寧に話されます。

東日本大震災が起き、自分の中に起こった変化

アイディアが湧いてきたのは東日本大震災の後。

外国人のために「日本語を学ぶアプリを作りたい」という夢を抱いたといいます。

きっかけは、日本の実習生受け入れ問題を知り、「言語がわからない」「コミュニケーションが取れない」という両者の問題を何とか解決できないかと考えたことでした。

その頃していた販売の仕事をすぐに辞めるわけにはいかず、仕事をしながら、食事の時間を節約し、ひたすら独学でプログラミングの本を読み漁る毎日を過ごしながら試行錯誤を繰り返します。

試行錯誤しながらも、夢に向かって行動する話は聞いていてワクワクします。

自身の言語習得を通して体系化した習得方法をベースにアプリの設計をし、現在では無料アプリとして配信されています。

コロナが落ち着いたら、直接必要としている人に会いに行って「こういうアプリがありますよ」と知ってもらうための活動をしたいと準備を整えています。

大事にしたいと思っているのは「コミュニケーション」。

幼い頃から、お父様とはスペイン語、お母様とは日本語でコミュニケーションを取っていた里見さんにとって、「コミュニケーション」はなくてはならないもの。

例えば日本人が外国人を怖いと思う背景には、言語での意思疎通ができない事が大きいのではないかと思い、双方の架け橋になるようなアプリ開発に繋がったのだそうです。

アプリに込められた想いとは

里見さんが「日本語を学ぶアプリ」の次に開発したのは「電卓アプリ」。

カラフルなものがないので作ってみようと開発したものです。

機能としてカラフルさは必要ないかもしれないけれど、毎日変えて楽しめる「トキメキ」を感じてもらいたいという想いが詰まった作品。

どれも色の配色がポップで明るく、見た瞬間に心踊る色使いが魅力です。

同じ柄でも組み合わせる色が変わる事で、機能重視だったモノの中に彩りという付加価値がプラスされていきます。

個性的で目を引く色使いは、メキシコのグラフィックアートの影響も受けていて、里見さんの生み出す作品はメキシコのリズミカルな音色が聴こえてきそうな位、心がワクワクしてしまう魅力があるのです。

作りたいものがあるから続けられる

見た目からは想像できないのですが、チームを組んで仲間とブレイクダンスをキレッキレで踊っていた里見さん。

ダンスを通して、毎日毎日練習し続けると突然ポッとできる日がやってくるという経験を持っています。

メキシコに渡った際も、不思議な事に「今学ばなければいけないのは、英語だ!」と思う瞬間があったそう。

日本に帰国してからは英語の習得をするため、言語習得アプリを2年間毎日続け、継続日数600を超えたというので驚きです。

アプリ開発も、全くわからなかったプログラミングを「わかる日がくる」と自分を信じて、5年間毎日、本を隅から隅まで読み続けることができたというのです。

「結構だらけてますよ」と笑いながら話す里見さんは、継続することが当たり前という自分軸の持ち主。

ブレないその軸は、今も里見さんを支え続けています。

今後はチームを作って大きな夢に向かって進みたい

今はプログラミング、グラフィック、動画編集からリリースまで、全てのことを一人で担っていますが、まだ夢の途中なのだといいます。

目指す場所があって、そこにいくための階段を登っているところなのだそうです。

一人ではできないようなシステムを構想しているという里見さん。

夢を叶えるためのステップを明確に組み立てています。

日本人と外国の人を結ぶ架け橋になりたいと作り始めた「言語習得アプリ」も、作るとは思っていなかった「計算機アプリ」も目指す場所に繋がっていると信じ1つずつ進み続けているものだといいます。

今後は、想いを共にできる仲間を増やしていきたいと語ってくれました。

コミュニケーションを大切にしたい里見さんにとって、得意な事だけで人を集めても決していいものは作れないというのが持論。

理想世界を共有する事で自分だけの夢がみんなの夢になっていく事を願いながら歩みを止めず進み続けているのです。

唯一無二のクリエイター

プログラミングでアプリ開発をする傍、パソコンにも詳しく、スペイン語、英語、日本語を自在に操り、グラフィック、動画編集と多彩な面を持つ里見さんですが、富谷のみなさんが楽しめるダンスを教えてみたいという夢もあるんですとこっそり教えてくれました。

刺激が欲しい人は、TOMI+に常駐する里見さんにぜひ声をかけてみてくださいね。

里見さんの世界を知るだけで脳内がクリエイティブになってリフレッシュできること間違いなしですよ。

里見さん定番の席、フリースペースの一番窓側でいつもパソコンと真剣に向き合っています

知り合いになるには、情報はこちら

この記事は「風と土の交差点プロジェクト」の一環で、風の人と土の人の関わりしろを創ることを目的としています。毎日1人ずつ、富谷塾生を中心とした富谷のひとの情報を発信していきます。

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この記事を書いた人

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