黒川郡大和町在住、パワースポット好きライターのなおやです。
富谷市と大和町の宿場町について調べていたら、
大和町に仙台から北へ向かう宿駅名(=宿場町のこと)を詠い込んだ石碑があることをネットで知り、
なんと実物を発見!ということで、早速行ってきました。
宿場町を詠んだ石碑
石碑の大きさは、だいたい一畳分くらい。雪に埋もれていてあまり近づけなかったのは残念。
そして、当時に想いを馳せようと石碑に刻まれた一節を読んでみると、石碑の最初に富谷と吉岡について刻まれていました。
全文はどうなっているんだろう?
石碑に刻まれた全文は…
国分の町よりここへ七北田よ 富谷茶のんで味は吉岡
寒いとて焚かれぬものは三本木 雪の古川 荒谷冷たや
思ひきり日は高清水宿取りの 杖 築館て道急ぐとは
あれ宮野 沢辺の蛍草むらに 鳴く鈴虫の声は金成
噂する人くせ有壁に耳 口の開け閉て一の関なり
国分町から始まり、一関までの道なりを詠んでいるのがわかりました。
今では東北の歓楽街として有名な国分町。
江戸時代の国分町は、町人の町であり宿場町としても栄えていました。
そこから北へ向かうように、七北田、富谷、吉岡…と街道沿いの宿場町が詠まれています。
宿場町として栄えた富谷市と吉岡の繋がりを、この石碑からも伺えて、ちょっと浪漫を感じます。
宿場町として栄えた富谷市と吉岡を詠んだ石碑はどこに?
富谷市から、国道4号線を北へ向かい車で約15分すると、大和町に着きます。
この石碑は、地元の人でも知らないんじゃないかな?と思うような意外な場所にあります。
いかがでしたでしょうか?石碑に詠まれた富谷と吉岡を回想しつつ、隠れスポット的な要素満載なこの場所。
昔は、奥州街道。
今は4号線沿いにある石碑。
一度探訪されてはいかがでしょうか?