【稲葉恵(いなばけい)さん】
震災後に東京から実家のある富谷に戻り、お母様の勧めでヨガと出会い10年が経ちました。
1年前に友人の誘いを受けてTOMI+で開催された餅つきイベントに参加したのが、TOMI+と関わるきっかけになったそうです。
2019年4月にヨガのインストラクターとして活動を始めた恵さん。
現在は、スポーツクラブや会社のサークル、自主開催の教室でヨガの活動を広げています。
168cmと背が高く飾らず落ち着いた印象を醸し出す恵さんの口から語られる言葉は、ヨガの体験から紡がれた温かさで溢れていました。
もし100万円あったら富谷で何をしたいですか?
全員に同じ質問をしたアンケートで、恵さんは「富谷で身体を動かすイベントを開催したい」と話してくれました。
老若男女問わず参加できて、みんなで身体を動かせる場所や時間が共有できたらと想いを馳せています。
おじいちゃんやおばあちゃんになっても、キラキラしながら活動できる場が富谷にあるそんな未来。
健康長寿日本一のまち富谷になるのも夢じゃないかもしれませんよね。
ヨガは自分に寄り添える時間「自分を大切にしよう」
ヨガの良さを語り出したら止まらない恵さん。
ヨガは、自分の心と体に敏感になれて、感覚が研ぎ澄まされるといいます。
頑張っていることにも気づけなくて、ただがむしゃらに頑張っていた時期もあったと語る恵さん。
ヨガを通して、ありのままの自分に戻る感覚を味わって楽になったそう。
「もっと、もっと」と誰も追い立てていないのに、頑張らなきゃと思う謎の焦り。
でも、日々の流れる時間の中では立ち止まる事ができない。
そんな中何気ないきっかけで始めたヨガが日常の一部へと変化したのだと語る恵さん。
「振り返ってみるとヨガの時間に一旦止まって落ち着くことで自分自身と向き合い、自分を取り戻せていたのかもしれない・・」と語ります。
そして少しづつ今の自分に気付くことができたのだそう。
自分を認めてあげよう。
認められなくても、せめて否定せずに自分自身に寄り添っていける人生を送っていこう。
どんどん自分に語りかける言葉が変化していったそうです。
ヨガの先生の言葉の中で整う感覚を味わう
今から5年前。
あるヨガのクラスを受けた時、先生の紡ぎ出す言葉で号泣する人が続出したことがありました。
まだ身体を動かし始める前の瞑想の時間、とても温かく染み入る先生の言葉に救われ、恵さんも心がほどけていく体験を味わい涙が止まらなかったそうです。
それまでもヨガをおこない、自分自身と向き合い続ける時間を作り続けた恵さんにだからこそ届いた言葉だったのかもしれません。
それをきっかけにヨガのインストラクターになる決意を固め、資格を取得。
2019年4月から活動を始めました。
ヨガを仕事にすることは、副業で収入を増やすためでもあったそうですが、AIでは代わりができない心の触れ合いの時間を生み出したいという想いで、今はインストラクターとしての活動を広げています。
ヨガを続けて心身を整えていくことで、普段素通りしてしまう言葉でも、必要な時に必要な言葉で満たされるようになるそうです。
心がざわついている、グルグル考えているなという事がわかったり、考え方や体のクセにも気づくようになる。
呼吸を意識し、呼吸が整う事で自然と心も整っていく感覚が掴めるそうです。
そんな事を聞いたら、一度体験してみたくなってしまいますよね。
「自分を取り戻す時間」のきっかけを作りたい
ヨガに興味がなかった人、まだヨガの良さを知らない人にもヨガの良さを届けていきたいと話す恵さん。
頑張らなきゃと思っている人に、もう充分頑張っている事、そして頑張ることは悪いことではないけれど、自分を許す時間も必要だよと「気がつく」時間を過ごして欲しい。
周りには優しくできるのに、「自分にダメ出ししてばかりいる人生」を手放して「自分軸で生きる自分になるために進んでいる途中です」と目を輝かせてくれました。
恵さんの描く理想の未来は始まったばかり。
1つ1つ叶えながら進んでいく恵さんのこれからがとても楽しみです。
暖かくなったら青空の下で
日曜日・祝日に自主開催の「パークヨガ」をしている恵さん。
富谷イオンから車で15分、泉区の七北田公園芝生広場で開催しているパークヨガは、午前中に行われ、参加費 ¥1,000とリーズナブル。
日曜日お休みの方や、お子様連れもOKなので、リフレッシュしたいママの参加もOK。
不定期開催ですが、青空の下で解放されるのが気持ち良さそうですよね。
今後は富谷市での開催も視野に入れながら、講師を呼んでヨガをしたいグループからも相談を受付けてくれるそう。
インスタのDMからお気軽に問い合わせてみてください。
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この記事は「風と土の交差点プロジェクト」の一環で、風の人と土の人の関わりしろを創ることを目的としています。毎日1人ずつ、富谷塾生を中心とした富谷のひとの情報を発信していきます。