安藤真理子(あんどうまりこ)さん
4人のお子さんを育てながら自宅でアロマ&クレイサロンを開いている安藤さん。
「初めまして」と取材場所に現れた瞬間に、柑橘系のいい香りが♡
その香りに包まれながら現在の活動や、活動への想いについて聞きました。
育児ノイローゼの時に出会ったアロマ教室
安藤さんのサロンは頭をもみほぐすヘッドスパから足裏をもみほぐす足裏リフレクソロジーまで、頭、顔、身体、の様々なメニューをお客様のその日の体調に合わせてオーダーメイドで組み合わせることのできるトータルビューティーサロン。
日常生活で疲れた心と身体に癒しの時間を提供できる場所を作りたいという想いから始まったサロンのきっかけは、安藤さんが辛い時に救われたアロマでした。
初めてアロマと出会ったのは、ご主人の仕事の関係で神奈川県へ引っ越してばかりの時でした。
知り合いもいない中で未熟児のお子さんを出産し、育児ノイローゼになりかけていたそうです。
偶然、子連れで参加できるアロマ教室のイベントをSNSで見つけ、すがる思いで参加したと言います。
アロマの香りを嗅いだとき、涙がこぼれ、心から笑うことができたそうです。
次は家族にアロマをしてあげたいと資格を取得、その頃に子育てサークルに参加し、自分以上に育児に悩んでいるお母さん達の話を聞くうちに、次は自分がママ達を癒してあげたい、笑顔にしてあげたいと思うようになりました。
すべての女性に美と癒しを提供する
その後はリラクゼーションサロンで働きながら自宅でサロンをしていましたが、ご主人の仕事の関係で宮城県へ移住することになりました。
移住後も自宅サロンは続けていましたが、チラシやHPを作ることが苦手なため、お客様が来ない。
ちょうどお子さん達が小中学生になり、周りのママ友さん達が働きに出るようになったことで、自分も自然と外へ働きに出なければと思うようになったそうです。
自宅サロンは継続しつつ、勤め先を探す条件は「人を癒す場所」。
働き方は変わっても、安藤さんの「人を癒したい」という想いは変わりません。
勤めた先はリラクゼーションとエステを取り扱っている店舗でした。
たくさんのお客様と接する中で、お客様はこころの癒しだけでなく、「肌を綺麗にしたい」「痩せたい」と色々欲求があることを知ります。
それらの欲求が満たされないと、自分がお客様に提供したい「笑顔にしてあげる」ことができない。
「美容」を目的としたエステを学ぶために転職し、エステの仕事でお客様と接すると、次は体の痛み等の不調を訴えるお客様が多い。
ここで安藤さんはその時だけの痛みの緩和改善ではなく、根本的な部分の体質改善までサポートしたいと思うようになりました。
安藤さんが色々な資格を学んだのは、常に「お客様への癒しと笑顔のため」に動き続けた結果なのですね。
遅い時間に飛び込みでやってくるご近所さん
現在は勤めに出るのは辞め、自宅サロンのリニューアルオープンに向けて準備中の安藤さん。
自宅サロンに来るのは子どもとお母さんが中心です。
頭痛やだるさなどの不定愁訴を訴える不登校のお子さんを持つお母さんには、親子でサロンへ来てもらい、自宅でお母さんがお子さんのためにできるマッサージ指導を行っています。
夜になると利用しに来るのは近所のお母さん達です。
子どもが寝たあと、飛び込みでやって来るそうです。
その時間はなんと22時!特に事前に予約はしておらず、来る前に連絡も来ず、営業時間の目安は「安藤さんの家の電気がついているか」のみ。
相手の体調に合わせてメニューを考える完全プライベートサロン。
顔馴染みのご近所さんだけのスペシャル特典、羨ましい限りです。
お母さんが元気だと子育てはうまくいく
安藤さんは「お母さんは家族のセラピスト」だと言います。
ご自身の辛い経験から、お母さんが元気だと子育てはうまくいくと感じているそうです。
仕事や子育てで疲れているお母さんが多い。自分と同じ立場のお母さんの身体を自分が癒し、そして元気になったお母さんが家族の健康を守れるようになれたらという想いを持っています。
安藤さんのサロンでは、自宅でできるマッサージのほか、食事のアドバイスもしています。
エステのカウンセリングを通して学んだ体質改善の食事方法や8年間野菜の料理教室で学んだスキルも活かしながら、その人が最終的に自分自身で健康維持ができるように、自分でできるやり方を伝えていき、元気な人を増やしていきたいと言います。
最近は既存のお客様が、自身のお子さんを紹介してくれるようになり、20代の女性のお客さんも増えてきています。
20代は便秘や生理不順など、お母さん世代とはまた違う問題があるそうです。
今後はいつか家庭を持つこの若い世代に向けて、体質改善の大切さや方法を伝えていきたいと意気込みを語る安藤さん。
これからやりたい活動は、ハーブを育てること。
アロマで使用するためのハーブを種から育てたいそうですが、自分で育てると枯れてしまうため、サポートしてくれる方を探しているそうです。
ハーブに詳しい方、一緒に育ててみたい方は安藤さんにお声がけくださいね。
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Facebook 【安藤真理子】
この記事は「風と土の交差点プロジェクト」の一環で、風の人と土の人の関わりしろを創ることを目的としています。毎日1人ずつ、富谷塾生を中心とした富谷のひとの情報を発信していきます。