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富谷(もしかしたら)知り合いかも?図鑑【若井普子さん・島田滋代さん】

若井普子(わかいひろこ)さん・島田滋代(しまだしげよ)さん

楽しく音楽と触れ合いながら、音楽の基礎能力を高める上、総合的な人間能力の形成もはかることができるリトミック。

若井さんと島田さんは、そのリトミックの音楽教育法を用いて、子どもとお母さんが愛情を“じんわり”と感じ合える時間を提供しています。

二人の先輩ママが創る「音楽×絵本×親子」という取組は、子育て中に孤独を感じやすいお母さんたちの助けにもなると思いました。

「ない」からできた、島田さん手作りの子育てサークル

30代前半で三人のお子さんを育てていた島田さんは、大阪の南部から北部へ引っ越すことに。

当時周りに知り合いが誰もおらず、赤ちゃんを抱えた状態では遠出もできなかったと振り返ります。

このままではつまらないと思い、いつも同じ公園に来るお母さんに思い切って声をかけ、次に公園にくる時間と一緒に何をやるか約束をします。

独身時代の幼稚園の先生の経験を活かし、かくれんぼから尻尾取りゲーム、シャボン玉など面白い遊びを次々と企画しました。

そのうち参加人数が増え、遊びだけではなく歯医者さんや保健師さんを招いて母親勉強会も開催。

島田さんが毎月の会報を手書きで作り発行することも。

まさに手作りの子育てサークルですね。

ご自身ではじめた子育てサークルのことを語る島田さん。

心が温かくなる島田さんの「ええやんか~」

長男の幼稚園で母親のための勉強会があり、“大人に”絵本の読み聞かせをしてくれた先生と出会います。

今まで読む側だった島田さんは読んでもらう側になった時「絵本って、ええやんか~」と絵本の魅力に惹きつけられたそうです。

それがきっかけで司書の資格をとり、図書館で仕事をするようにもなりました。

仙台にきてからは児童館の仕事に就き、研修の中で、以前から知っていたリトミックを再度学ぶことになります。

これまでの、子どもとママが楽しめる企画作りと、絵本の魅力を存分に活かせるリトミックの可能性に気づきました。

絵本×リトミック

「好きなピアノで恩返ししたい」ピアニストの若井さん

「母親が絵本をいっぱい読んでくれる人だった」と振り返る若井さん。

絵本の挿絵が大好きで、絵から音が浮かびイメージが湧くのだとか。

ピアニストになってからも、気に入った絵本の作家さんと連絡をとり、山梨県の森の中で、絵本の読み聞かせと、若井さんの即興で創る音楽を合わせたイベントを行ってきたそうです。

そんな若井さんは、関西から仙台に引っ越してきた時、周りに知り合いがいませんでした。

妊娠中の子育てに限界がきて富谷市に相談します。

市の紹介でシルバー人材センターが運営する「ほっと育く」の“ばあば”が自宅に来て、家事や身の回りの手伝いなどをしてくれました。

カーテンも閉めっぱなしで暗い生活をしていた日々から救われたそうです。

それから少しづつ、時間を作って外出するようになり、「自分と同じ境遇のママがいるのだ」と気づくようになります。

その後、若井さんは日吉台公民館まつりを訪れ、そこで音楽サークル「poco a poco」の演奏を聞きます。

その代表の島田さんが会員募集をしていたので、「自分も好きなピアノで音楽を楽しみたい」と思いサークルに参加しました。

それが、お二人の最初の出会いです。

引っ越してきた当時を振り返る若井さん。

二人でやっと辿りついたリトミックの形

リトミックの資格勉強をしていた島田さんの影響を受け、若井さんもリトミックに興味を持ち一緒に資格をとることに。

リトミックの音楽教育は子どもの社会性や礼儀、集中力、自主性、創造性などを養うことができ、ママの子育ての負担も軽くなると考えたのです。

資格取得後はお二人のこれまでの経験と特技を活かしたリトミックプログラムを創りました。

ピアノのリズムに合わせてお辞儀やママとハグ、お片付けもします。

絵本の読み聞かせは即興でつくったピアノ演奏と合わせるなど、試行錯誤してできました。

「子どもの心の成長のために“見えない根の部分”を育てたい」と島田さんは繰り返し言います。

リトミックの時間が子どもと親との結びつきを強くする。

また、自分たちが先輩ママだからこそ、悩んでいたり、孤独を感じているお母さんの聞き役にもなりたいとのことです。

おふたりで試行錯誤しながら頑張っています。

イベントで終わらせたくない、リトミックを日常に

これまで富谷市内の公民館やTOMI+、仙台市の児童館などで活動してきました。

月に数回のイベント行事のようになっていますが、今後は定期的な開催を目指しているそうです。

東北ではまだ「リトミックって何?」、「音楽教室に入る前の習い事」と思われがちです。

知ってもらい、習慣にすることで長期的な目線で子どもの成長になると実感して欲しいとのことです。

ピアノの腕前は国際級の若井さん。

2020年からは「富谷塾」に参加し、他の塾生の協力を受けて、SNSを使った宣伝や活動報告・実績などが発信できるようになりました。

これから人が増えれば、年間を通した活動プログラムを作りたいそうです。

リトミックの資格をとって、一緒にやりたい方も募集しています!

また、教育現場はもちろん、高齢者施設のから「リトミックをしてほしい!」という声がかかると嬉しいそうなので、ぜひお声がけ下さい♪

知り合いになるには、情報はこちら
Facebook 「とみやHAPPYリトミック」


この記事は「風と土の交差点プロジェクト」の一環で、風の人と土の人の関わりしろを創ることを目的としています。毎日1人ずつ、富谷塾生を中心とした富谷のひとの情報を発信していきます。